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今日も気ままに

散歩、天気、カフェ、アート、好きなものを気ままに綴っていこうと思います。

【アート】シンプルなかたち展:美はどこからくるのか(森美術館リニューアルオープン!)

建築・美術・アート

リニューアルオープン

4/25は森美術館のリニューアルオープン日。

・通いやすさ@六本木
・仕事帰りにも立ち寄れる営業時間(10:00-22:00 *火曜日は17:00まで)
現代アートを中心とした挑戦的な展示内容

上記3つが自分好みで年間パスポートも所持しているのですが、1月から施設改修のため休館していました。私にとっては待ちに待ったオープン日。行くしかありません。

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アートナイト

この日は今年で6回目となる六本木アートナイト2015。せっかくなので少し味わってから森美術館へ突入することにしました。

・ハルはアケボノカフェ
 コンセプトは「都市の文化は夜創られる」。私が訪れた時はペインティングと脳波をビジュアル化するイベントが行われていたようです。「あんな絵を家にも描いてもらいたいねーっ」とみんなワイワイ言って楽しんでいました。

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・響アートラウンジ
響<JAPANESE HARMONY>の発売を記念したラウンジ。500円を払うとドリンク一杯とともに中に入れます。私はロックで注文。飲める量はほんの味見程度ですが、六本木の夜とアートを堪能しながらのウィスキーは格別です。

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・クレーム デ ラ クレームのシュークリーム(おさんじシュー)
小腹がすいたので吸い込まれました。後ろに並んでいたカップルが、「何おじさんシューって??」っとはしゃいでいました。気持ちは分かりますが…。笑 おさんじは「おやつ」の意だそうです。
サクサクに焼き上げた生地にシンプルなカスタードクリーム。手のひらサイズの270円。六本木価格だとしても少し高めかなぁ、思いつつ近くのベンチで味見。すぐ座る場所があるのもこの辺りの良いところです。

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新しい建物へ

寄り道を済ませたあとはいよいよ改装オープンの森美術館へ突入です。期待に胸が膨らみます。

受付に行くと思っていたより人が少なかったです。一緒にエレベーターに乗っていた方が「こんなに空いているの初めて。」とつぶやいていたのに共感しました。52Fに到着すると同時開催の「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」には目もくれず53Fの森美術館へ直行です。

チケットにハンコを貰い53Fへ上がるのですが、これまであったクロークが無くなっておりレストルームとなっていました。荷物を預けたい人はチケットにスタンプを押してもらう前にSKYデッキ側のロッカーに預けた方が良さそうです。

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いよいよ53F到着。
天井や床も以前よりよりスッキリしてシンプルになった印象です。真っ白な空間が心地よいです。

今回の展示内容は全面撮影禁止ですので、ここからはテキストベースで気になったものをいくつかピックアップしていきたと思います。

自然の造形物に美しさを見出した作品

形而上学的風景
コルビュジエが浜辺で拾った石やシャルロット・ペリアンが写した木片などが展示されていました。自然の造形物のシンプルな形や曲線に美しさを見出すのは、古代の祖先からDNAとして受け継がれている気がします。

オラファー・エリアソン <丸い虹>2005
まるいプリズムの輪に光を当て虹を作り出しています。輪が微妙に揺らいでおり少し光の当たる角度が変わるだけで、様々な虹の形を楽しむことができるインスタレーション作品です。自然を解析した作品を提示し意識の高揚を訴えかけるのが狙いだそうです。空いていたこともあり私は20分ぐらいぼーっと眺めて作品を堪能しました。

19世紀末から20世紀初頭にかけての科学技術の進歩に影響された作品

コンスタンティンブランクーシ <空間の鳥>1926(cast in 1982)
航空力学により生み出されたプロペラの流線美に魅了された作者。本展覧会の目玉ともなっている金のオブジェは見ていて飽きません。

幾何学的なかたち
18世紀の結晶学概論や、時空間内の現象を表した19世紀末の現象数理学に影響を受けた作品。彫刻へ活かされたりインスタレーションへ活かされたりしていました。


アンソニー・マッコールの<円錐を描く線>1973 は暗室に時間とともに変化する円錐形の照明を展示したもの。時折放出される煙状の物が照明に当たると揺らぎがうまれ、独特の味わいを楽しむことができました。

>>自然の造形物や数学・物理に影響を受けた作品群は、以前訪れた「高松次郎ミステリーズ(東京都国立近代美術館)」にも通ずるところがあり興味深かったです。

osampo-art-cafe-signal51.hatenadiary.jp



ピカソ <雄牛>
雄牛のモチーフを単純なデザインへと変化させていく連作。Appleスティーブ・ジョブズもインスピレーションを受けたそうで、人間工学、欲望、明解さを追求すれば自ずとシンプルなデザインへと行き着くと述べたそうです。
これについては、こちらGigazineさんの記事にもよくまとめられています。

すべての展示作品が終わるとお土産コーナーへ。これは今までと変わりませんでした。かわりに新進気鋭の作家の作品を紹介するコーナーが増設され、以下の3つのセクションが設けられていました。

・MAMコレクション
・MAMスクリーン
・MAMリサーチ

個人的に気に入ったのがMAMコレクション。六本木の夜景が見える部屋に大きなソファが置かれ、休憩&ゆっくりと作品鑑賞の余韻に浸れる空間となっています。
お土産コーナーの側に併設したのがまたニクい。買おうか悩む時間をここで寛ぎながら考えられますからね…。笑

もちろんただの休憩スペースではなく作品も展示されています。
興味があったのは下道基行さんの鳥居の写真群。太平洋戦争の遺物として今も残る日本外の鳥居が集められています。中国、台湾、そんな所にまで、、、と驚かされます。イラストを添えた膨大な手記も展示されており興味深いです。

他にもたくさん素晴らしい作品が展示されているので、気になった方は足を運んでみてはいかがでしょうか。私は年パスを使い倒すためにも足しげく通い詰めようと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。それではまた。

www.mori.art.museum